突然ですが、あなたはダイビングは得意ですか?
GKがシュートを止めるときに、必ずと言っていいほど使うこのダイビング。
ですが、いざトレーニングをするなると、腰やヒザ、肘が痛んでしまい、思い切ったプレーをすることができませんよね。
その結果、満足のいく練習ができず、試合で活躍できない・・・といったこともあるでしょう。
そんなあなたに見直して欲しいのが、「ダイビングフォーム」です。
というのも、怪我をしてからダイビングフォームが悪いまま復帰しては、また怪我が引き起こってしまう可能性があるからです。
ですが、怪我をしてから復帰するまでのあいだに、きちんとダイビングフォームを改善することができれば、怪我の不安もなく思い切ったダイビングができるようになりますよね。
そこで今回の記事では、GKが早いうちに身につけておきたいダイビングのやり方をお伝えします。
もう一度自分のダイビングを見直し、より遠くへ飛べるダイビングのやり方を身につけてくださいね。
それではまいりましょう!
この記事の目次
GKの基礎技術ダイビングのやり方は?怪我を気にせず遠くに飛ぶ方法
冒頭でもお伝えしたように、「ダイビング」とは、地面から足を離して飛び込み、シュートをセーブする技術のこと。
ローリングダウンとは異なり体を投げ出すため、飛び方や着地の仕方を失敗すると、怪我をしてしまうこともあります。
そこでこの章では、GKの発展的な技術でもあるダイビングのやり方について解説します。
●ダイビングのやり方
- ボールに対して上半身を正対させる
- 踏み切り足とは逆の足で地面を蹴り、踏み切り足に体重を乗せる
- 踏み切り足はカカト→つま先の順番で地面を蹴る
- 体を目一杯伸ばし、体の中心でボールを捕らえる
- 着地時は体を小さくたたみ、ボールとヒザ横を同時に着地
このように、ダイビングは体を投げ出すため、最初は恐怖感もあるはずです。
ですが、少し低い姿勢からボールを持った状態で取り組むなど、難易度を下げる工夫をすれば、小学生でもダイビングができるようになります。
ぜひ、自分の技術レベルに合わせた難易度のトレーニングを心がけてくださいね。
地面に打ち付けて腰やヒザ、ヒジが痛いときはフォームの見直しを!
ここまで色々なダイビングのトレーニング方法をお伝えしてきました。
しかし、トレーニングを進めていると、地面に体を打ちつけた際に、腰やヒジ、ヒザを痛めることもあるはずです。
そのような場合は一度練習を中断し、次の手順でプレーを改善するようにしてくださいね。
●ダイビングができないほど痛いときの改善手順
- 体が痛む場合、アイシングで怪我が悪化しないような処置をする
体が痛む場合は、無理をしないのが先決です。
トレーニングを一時中断し、氷で冷やすなど、処置をほどこしましょう。
また、痛みがひどい場合は骨折の疑いもあるので、整形外科で診断を受けるようにしてください。 - 怪我が再発しないよう、プロテクターを装着する
GKの練習には怪我がつきものです。
ですが、ちょっとした予防によって、怪我の心配がなくなり、思い切ったプレーができるようになります。
「腰やヒジ、ヒザに装着するプロテクター」を購入し、怪我が再発しないよう予防をしておきましょう。 - ローリングダウンのフォームを見直す
体の痛みが引いたらすぐに復帰するのではなく、フォームの見直しを行いましょう。
というのも、フォームが悪いまま練習をすれば、怪我が再発するからです。
「ローリングダウン」などの初歩的なフォームから見直し、痛みが起こりそうになければ、ダイビングの導入を行いましょう。
GKはどんなダイビングを身につけておくべき?2種類のダイビングをご紹介!
先ほど、ダイビングの基本的なやり方をお伝えしました。
しかし、試合中は様々な距離、角度のボールに対してダイビングをする場面があります。
そのため、GKはありとあらゆる場面を想定し、ダイビングのトレーニングをしておく必要があるのです。
この章では、GKが身につけておきたいダイビングを2種類お伝えします。
試合のどんな状況でも練習通りのプレーが発揮できるよう、練習してみてくださいね。
●GKが身につけておきたい2種類のダイビング
- ツーステップ(サイドステップ)ダイビング
- クロスステップダイビング
それぞれ解説いたします。
1.ツーステップ(サイドステップ)ダイビング
最初にお伝えするのが、「ツーステップ(サイドステップ)ダイビング」です。
一歩踏み込んだダイビングでは届かないシュートに対して、サイドステップで足を運びつつ行うダイビングです。
2.クロスステップダイビング
続いてお伝えするのが、「クロスステップダイビング」です。
先ほどお伝えした、サイドステップダイビングの状況よりも、ボールが遠く、なおかつ足を運ぶための時間がある場合に用いる技術です。
「クロスステップのやり方」の記事でもお伝えしているように、できるだけ歩数を少なく・歩幅を大きくプレーすると良いでしょう。
ダイビングの練習方法!動きを体に覚えさせ試合で活用しよう!
GKにおけるどんな技術も、試合で使えるようになるためには、体にその技術の動きを染み込ませておく必要があります。
そうすることによって、頭でわざわざ意識しなくても、勝手に体が動くようになるのです。
ダイビングも同じく、試合でバシッとシュートを止めたければ、出来るだけたくさん練習を行い、自動的に体が動くようにしておく必要があります。
ぜひ、この章でお伝えする練習方法に取り組み、試合で使える技術を身につけてくださいね。
ダイビングの練習方法は次の通りです。
●ダイビングのトレーニング
- ジャンプのリズムからダイビング
- コーンタッチからダイビング
それぞれ解説いたします。
1.ジャンプのリズムからダイビング
●このトレーニングのポイント
- 右足→左足といった順で片足ずつ接地する
- ボールに正対する
- キャッチングor弾く判断をする
- コーチ役はGKがジャンプから着地するときに投げる
- 慣れてきたら蹴ったボールで行なう
小学生や中学生など、若い年代のGKは下半身の筋力が弱く、うまく重心移動をすることができません。
ですが、このトレーニングであれば、片足ずつ接地してからダイビングをするため、重心移動をラクにすることができます。
よって、小学生や中学生でも、簡単にダイビングの動きを身につけることができるのです。
2.コーンタッチからダイビング
●このトレーニングのポイント
- サイドステップ・クロスステップでそれぞれ行なう
- ボールに正対する
- キャッチングor弾く判断をする
- 慣れてきたら蹴ったボールで行なう
続いてのトレーニングでは、サイドステップやクロスステップなど、ステップワークの種類をあらかじめ決めてからトレーニングをしましょう。
また、慣れてきたら蹴ったボールで行なうと、より高難易度のトレーニングになりますよ。
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